「これは○○がやるべき」「なんでやらないの?」
そんなふうに無意識のうちに“押しつけ”てしまっていた自分がいました。
でも、それって本当に正しかったのか?
気づいたとき、家族との関係が少しずつ変わっていきました。
「こうあるべき」で人を縛っていた
「母親なんだから子ども達の世話をすべき」
「母親なんだから家事はやるべき」
「子どもなんだから自分から手伝うべき」
「家庭を持ったんだから我慢するべき」
言葉に出さずとも、心のどこかで“身勝手な理想像”を押しつけていたかもしれません。
そんな中、ふと思ったんです。
じゃあ「自分は、その“べき”通りにできてるのか?」
答えは、完全にNOでした。

“べき”は、自分の中にしかない
「普通は○○」「常識的に考えると○○」「○○すべき」
って、誰が決めたルールなんだろう?
多くの場合、それは自分が勝手に作ったものだったりします。
人には人それぞれの価値観、やり方、ペースがある。
それを無視して自分の考えばかり押しつけてくる人との生活は
そりゃうまくいかないですよね。
“尊重する”ことで、行動が変わる
生まれた場所、タイミング、環境が同じ人はいない!
これまでの考え方を変え、まずは「相手を理解しようとすること」から始めました。
・「なぜそう思うのか?」を聞いてみる
・やってくれたことに感謝する
・自分の期待ではなく、相手の気持ちを尊重する
・相手の“そう思った”“そうしたい”は
どのような背景からきたのか?を考えてみる。
するとまず自分自身にたくさんの変化が現れ始めました。
・相手を否定しない
・相手の考えに耳を傾ける
・感謝する
・相手の想いを汲んだうえでも変えた方がいいと感じたとき、
教える(指導する)のではなく、“提案”にとどめる。
・最終的に決めるのは相手であると認識する。
これだけでも満足なほどの変化ですが、
不思議なことに、妻も子どもたちも少しずつ変わり、
相手のことを考えて自発的に動くようになってきたんです。
「言わなくても察してほしい」も押しつけのひとつ
尊重って、
「してほしいこと」「どうしてほしいか」を
言葉で伝えた上で、相手の選択を待つこと
だと思います。
「どうしてやってくれないの?」は
言わなくても自分の思ったように動いてほしいという押しつけ!
「やってくれたら嬉しいな」と言葉で伝え、
相手のやってくれたことに素直に感謝できる自分でいたい。
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「察してほしい」をやめて、「言葉で伝える」ことを意識し始めてから変わった。

「こうあるべき」より「こうありたい」へ
“べき”を押しつける関係よりも、
“こうありたい”を共有できる関係のほうがずっと心地いい。
「尊重する」って難しく聞こえるけど、違いを受け入れることだと僕は思います。
お互いの“こうありたい”をしっかり言葉にして共有し、
一緒に話しながらより良い方向へ進んでいきたい。
今日もまた、そんな姿勢で家族と向き合いたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!
本記事が読者様のよりよい人生の一助になれれば幸いです。
この記事を書いた人:AaKii
家族ファーストを実践し、夫婦関係・親子関係の改善に取り組む。
実体験をもとに、より良い家庭作りのヒントを発信。
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